シワ改善治療をしたいと思っている方々ってとても多くいらっしゃることでしょう。
人は年をとればシワが出来ます。シワの悩みはすべての人たちがもつ悩みであるのかもしれません。
また、顔にシワが出来てしまうことで、より以上老けた印象を与えてしまうことになります。
メイクもシワ改善の方法のひとつです。しかし、頑張ってメイクをしても隠せない……と悩んでいる方々も多くいます。
そのようなシワはクリニックでシワ改善治療を受けることができます。
現在、クリニックではどのようなシワ改善治療が行われているのでしょうか。
シワ改善治療と言えばメスを使用した手術をイメージする方々も多いことでしょう。しかし、シワ改善治療には、切らない施術方法があります。
今回は、切らないシワ改善治療について解説します。
・ボトックス注射
・ヒアルロン酸注射
・レーザー治療
気になる方々はぜひ一読ください。
シワ改善治療には切らない選択肢がある!
クリニックでシワ改善治療と言えば、多くの方々が切開手術などをイメージしそうとうハードルが高いと感じているのではないでしょうか。
また、切らないシワ改善治療の選択肢があるのは知っているけど、満足できる効果が期待できないのでは……と思っている人たちもいることでしょう。
しかし、現在では多くの人たちのシワの悩みを改善するために確実な効果が期待でき、身体的負担、金銭的負担を考慮したシワ改善治療の方法が普及しています。
シワ改善治療①ボトックス注射
シワ改善治療は、ボトックス注射で大きな改善効果を期待することができます。
ボトックスであれば、切らずにシワ改善治療をすることができ、「これだったら私も受けることができるかも……」ときっと思ってもらうことができるでしょう。
テレビに頻繁に出ている芸能人も、ボトックスでシワ改善治療をしている方々は多くいます。
ボトックスとは何?
最近はよくボトックスという言葉を聞くことがありますが、「ボトックスって何?」と聞かれて答えることができる方々ってそれほどいないのではないでしょうか。
シワ改善治療でボトックス注射をする以上に、最低レベルの知識は必要です。
ボトックスとは、ボツリヌス菌が産生するタンパク質であるA型ボツリヌストキシン毒素のことを言います。
ボツリヌス菌と言えば、食中毒などあまりいいイメージを持ちでないのかもしれませんが、シワ改善治療で使用されているボトックスは、生理食塩水で薄められた安全性が確保されたものです。
ボトックスには、筋肉の動きを抑える作用を期待することができるため、シワ改善治療でボトックス注射をすれば筋肉の収縮によってできてしまう表情ジワを改善することができます。
また、ボトックスの施術の時間はたった5分程度です。注射をして2日から1週間程度でいい効果を期待することができます。
ボトックスはシワの中でも、「目尻」、「眉間」、「額」、「鼻根部」、「あご」、「口角」などにおいていい効果を期待することができます。
実際には、現在シワに悩んでいる方々だけでなく、シワにならないよう予防として施術を受ける方々もいます。
ボトックスのデメリットはある?
メスを使用せず気軽に受けることができるシワ改善治療というイメージがあるからこそ、なおさらしっかりデメリットの方についても知っておく必要があります。
ボトックスのデメリットは、
・表情を作ることができないことがある
・副作用が起きることがある
・何度も継続しなければならない
ことです。
ボトックスの施術を受けた場合筋肉に対して作用してしまうので、顔を動かそうと思えば筋肉に違和感を感じ思うような表情を作ることができない……と言ったトラブルが起きてしまうことがあります。
ボトックスはほうれい線にも打つことがありますが、間違った施術をしてしまった場合には自分が笑っているのに笑っているのか判断ができないくらいに不自然な笑みになってしまうことがあります。
さらに、ボトックス注射で副作用が起きたという方々もいます。
ボトックスは神経毒素であるため、重症筋無力症であったり筋萎縮性側索硬化症と言った神経筋接合部に障害をお持ちの場合、重篤な副作用が起きてしまうリスクが指摘されています。また、過去にボツリヌス菌が原因で食中毒を起こしたことがあるという方々も、副作用が起きるリスクがあります。
そしてもうひとつのボトックスのデメリットは、ボトックス注射は一回きりの施術ではなく何度も継続しなければならないことです。
一度クリニックへ行けばそれでシワの問題はすべて改善してくれると期待しているものの……、ボトックス注射で大事なのは「継続性」です。
それだけ費用の負担もかかってしまうことになりますし、ずっとクリニックと向き合う姿勢にストレスを感じてしまう方々もいらっしゃることでしょう。
また、一回一回の施術に対して笑顔が作れないというトラブルが起こる可能性がない訳ではありません。
ただし、ボトックス注射は修正が可能なのでその点は安心材料です。
シワ改善治療②ヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸注射の施術では、人たちの身体にもともとも存在している保湿成分であるヒアルロン酸をシワ部分に注射し、シワを改善します。
ヒアルロン酸なら、アレルギーであったり副作用を起こすリスクもとても低いため安全性が高い方法です。
ヒアルロン酸注射では、ヒアルロン酸自体、段々と体内へと吸収されてしまうことになりますが、おおかた効果は、~1年ほど期待することができます。
施術の時間は10分程度で終了し、施術を受けたあとはこすらないよう気をつける必要はありますが、ダウンタイムはほとんどありません。
ヒアルロン酸注射はシワ改善治療でもメジャーな方法です。多くの方々がヒアルロン酸を選択しようと思うことでしょう。
しかし、ヒアルロン酸にもデメリットはあります。
ヒアルロン酸注射のデメリットはある?
ヒアルロン酸注射の施術には以下のようなデメリットがあります。
・それほど長持ちしない
・感染症が起きてしまうかも
それほど長持ちしない
ヒアルロン酸は、もともと体内に存在している物質だから安心して使用することができます。しかし、ヒアルロン酸は少しずつ吸収されてしまうため、それほど長持ちしません。
長い方々は1年もつかもしれませんが、早い方々は3か月程度で効果は消えてしまうでしょう。
ヒアルロン酸は安全性の高いシワ改善治療と言われています。混ぜ物のない純粋なヒアルロン酸を使用している以上、副作用の問題を心配する必要はありません。
しかし、中にはコストを最小限にするため薄めた薬剤を使用してしまったら、他の患者さんの使いまわしなど使用することで感染症が起きてしまうことがあります。
また、医師の経験不足によるトラブルも多発しているので、どのような医師から施術を受けるのかもとても大事なポイントです。
シワ改善治療③レーザー治療
シワ改善治療には、レーザー治療が効果的です。
切る施術ではなく、シワの気になる部分にレーザーを照射し、肌を引き締めていきます。
レーザー治療は初期の小ジワやたるみに対していい効果を期待することができます。
レーザー治療と言えば、脱毛処理で使用される機械をイメージされる方々もいるでしょう。
そして、脱毛処理のレーザー治療は痛いという先入観をお持ちの方々も少なくありません。
しかし、最近では痛みを軽減できるクリニックも増えてきています。
レーザーのシワ改善治療では皮膚の内部へ徐々に熱を加え、肌の奥のコラーゲン生成を促し若返りを実現します。
レーザー治療では、シワを改善するとともに肌にハリを与えることができるため、初期の小ジワの他に毛穴の開きにも有効です。
ダウンタイムはほとんどなく、メイクだって施術を受けたあとすぐにすることができます。
レーザー治療の種類
クリニックでは、様々なレーザー治療が行われています。
以下はその一例です。
・ロングパルスヤグレーザー
・Vビーム
・フラクショナルレーザー
・ロングパルスヤグレーザー
ロングパルスヤグレーザーは、皮膚の深部にまで到達するタイプのレーザーです。顔全体のひきしまりと、肌質改善の効果を期待することができます。レーザー熱が表皮から真皮上層へと働きかけ、内部のコラーゲン増加を促します。
Vビーム
Vビームは赤いあざや血管拡張症の治療にも使われるレーザーです。
皮膚の深い部分にある血管に作用し、エラスチンやコラーゲンの増加を促し、小じわの改善、ハリをもたらします。目元の小じわやニキビ跡にもいい効果を期待することができます。
フラクショナルレーザー
フラクショナルレーザーは、レーザーを使い微細な点状の孔を開け、皮膚の再生を促し、シワ、たるみ、ニキビ跡、毛穴の開きの改善へと導いてくれます。
レーザー治療のデメリット
レーザー治療にもデメリットがありますので確認しておきましょう。
・かゆくなったり赤くなってしまう
・スキンケアを念入りに行う必要がある
かゆくなったり赤くなってしまう
レーザー治療には副作用として照射した場所がかゆくなったり、赤くなってしまうことがあります。
そのような症状は通常であれば、数日程度で解消することができます。しかし、もともとアトピー体質であったり、過去に紫外線で肌が荒れた経験がある方々は注意が必要です。
不安な方々は、あらかじめ医師に相談してください。
スキンケアを念入りに行う必要がある
レーザー治療では、肌に直接照射をしているため、術後数日間はスキンケアを念入りに行う必要があります。
赤みには、氷のうであったり保冷剤を使用し冷却することが効果的です。
乾燥・皮むけが出来たら、保湿クリームをしっかり塗布してください。
かさぶたには、保湿が大事です。できるだけ刺激を与えないようにしましょう。
また、基礎化粧水に対するかぶれが起こることもあります。できるだけ普段使用している化粧水の使用は控え、敏感肌用のものを使用するようにしましょう。
肝斑(かんぱん)が出現してしまったら……、医師に相談が必要です。医師からトラネキサム酸を処方してもらい服用してください。
また、レーザー治療では、炎症後色素沈着(しみ)が出てしまうことがあります。レーザー治療を受け出来てしまった炎症後色素沈着は、お肌が軽くやけどをしている状態にあります。
レーザー照射した後は肌がとても敏感な状態になっているため、施術からそれほど時間が経ってないうちに紫外線を多く浴びてしまうことで炎症後色素沈着が発生してしまうことがあります。
施術を受けた後紫外線を浴び、色素沈着が起きてしまった場合は、ターンオーバーの流れを正常サイクルに戻すことが大事になります。そのためクリニックではレーザートーニングを行っています。出力が弱いレーザーを何度も照射し、肌内部のメラニンを少しずつ排出していく治療です。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は、クリニックで行われている切らないシワ改善治療について解説しました。
切らないシワ改善治療には、
・ボトックス注射
・ヒアルロン酸注射
・レーザー治療
などがあります。
切らない分、気軽に施術を受けられるという気持ちになった方々もいらっしゃることでしょう。
ただし、それぞれに注意しなければならないポイントもありますので施術を受ける前に理解しておくことも大事です。
何よりも施術を受けるためにしっかり医師と向き合い話し合うことが大事ではないでしょうか。
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