目は、人たちの印象を決めてしまう第一要素と言っていいでしょう。

目元がくぼんでしまうことで、陰を作ってしまうため実際の年齢よりもぐんと老けてみられてしまうでしょう。

なんだか最近目元が凹んでしまったように見える……。

なんでこのような症状が起きてしまうのかまずは原因を究明しましょう。

また、目元の凹みにはどのような治療が有効的であるか解説します。

気になる方々はぜひ一読ください。

目元の凹みの原因は何？

凹みでできてしまう目の上の陰影はなかなかメイクでもカバーしづらいため、できれば凹みの原因を根本的に解決することからはじめる必要があります。

おおかた目元の凹みの原因は、加齢です。

また、もう一つ考えることができる原因は、筋力が低下してしまったからです。

まだ私は若いのに目元の凹んでしまっているという方々は、筋力の低下が原因としてあげることができます。そこそこの年齢の方々であれば、おそらく加齢が原因でしょう。

眼瞼下垂が原因しているかも……

また、目元の凹みは、眼瞼下垂（がんけんかすい）が原因となっている可能性があります。

眼瞼下垂とは、まぶたを引き上げるメカニズムに異常が起こり、結果としてまぶたを上げようとしても上がらない症状のことを言います。

最近ではコンタクトレンズを長期的に使用している方々がこのような症状になることが指摘されています。

花粉症で眼瞼下垂になってしまった症例も報告されています。

また、アトピー、生まれつき眼瞼下垂など原因は様々あります。

眼瞼下垂では、まぶたの奥にある眼瞼挙筋（がんけんきょきん）という筋肉が、開きが悪くなってしまったまぶたを引き上げようとし眼窩脂肪(がんかしぼう)まで一緒に引き上げてしまう事で脂肪が後退、目の上に凹みが生じてしまうことになります。

目元の凹みの原因が眼瞼下垂であると判明されれば、クリニックで手術をすれば問題は改善することができます。

目元の凹みが筋力低下の場合の改善方法

まだ若い人たちが目元の凹みに悩んでいる場合、筋力低下を原因として考えることができます。

若い人たちの筋力（眼輪筋）低下でできてしまった目元の凹みは、まだまだ皮下脂肪が充分であるため、筋力マッサージであったりトレーニングで改善することができる可能性があります。

眼輪筋とは、目の周りを取り囲むようにして存在している筋肉のことです。低下の原因は眼輪筋の衰えにあります。

最近では、パソコンやスマートフォンに集中してしまっている方々が大変多いです。そのような人たちは、パソコン、スマホに意識を集中させてしまってほとんど目の周りを動かさない状態が続いてしまうため、眼輪筋がどんどん衰えてしまう傾向が顕著にあります。

ですから、そのような生活スタイルの改善もぜひ考えてください。

また、ブルーライトなど長時間強い光を見続けていることで起きてしまう眼精疲労の症状も、凹みの原因を作る場合があります。眼精疲労によって眼輪筋が固くこわばってしまい、血行を阻害してしまうことになります。血の流れが悪くなってしまうことでまぶたに水分が溜まってしまい、むくみ目になったり、たるみやくぼみ目となってしまうことがあります。

若い人たちだって、眼輪筋の衰えであったり眼精疲労の症状をそのまま放置しておくことで目元の凹みは定着してしまって、さらにどんどん症状は悪化してしまうでしょう。

また、目のまわりの筋力が弱まってしまえば、まぶたをアップダウンする筋肉の力も低下し、眼瞼下垂になる可能性も指摘されています。

眼輪筋のマッサージ方法

目元の凹みに悩んでいる若い人たちは、このようなトレーニング＆マッサージに挑戦してみてください。

眼輪筋のトレーニングには、

・目の開け閉め

・眼球運動

が効果的です。

目の開け閉め

まずは指先を眉下にあてます。まぶたを少し引き上げてみましょう｡

その状態で目の開け閉めを10回繰り返してみましょう。

眼球運動

目を開いたままの状態で、眼球を∞字に動かしてみましょう｡

左右交互３回ほど行います。

凝り固まってしまった目元の筋肉は、マッサージで改善することができるかもしれません。

目の周りのマッサージ

親指の腹を眉下にあてて、眉の上に人差し指を添えてください。

眉をつかむような感じで眉下を指圧しましょう。

加齢での目元の凹みはもうどうしようもない？

若い人たちの目元の凹みはまだ対応の余地が残されていると言っていいでしょう。しかし、問題は加齢での目元の凹みです。

こちらはもう時が流れるままに身を任せる以外方法はないのではないでしょうか。

いえ、加齢で起きてしまった目元の凹みは、クリニックで治療することで改善することができます。

加齢の目元の凹みはなかなか自分自身で改善できない？

加齢で目元の凹んでしまったという方々は、肌の老化が原因と思ってしまう方々が多いことでしょう。

肌の老化も原因のひとつですが、脂肪が減ってきてしまったから目元の凹んでしまうことがあります。

なくなってしまった脂肪であったりコラーゲンは取り戻すことができないため、老化の目元の凹みはなかなか自分自身では改善することができないものだという認識が必要です。

まずは、加齢によっておきてしまった目元の凹みの原因を具体的に究明しましょう。

目元の凹みは皮膚の老化が原因

まずひとつ。目元の凹みは皮膚の老化が原因である場合です。

おおかたみなさんは皮膚が老化してしまったからということが凹みの原因と考えているでしょう。それは間違いでなく原因のひとつとしてあげることができます。

まぶたの皮膚には眼窩脂肪を支えるという大事な役目があります。加齢のせいでコラーゲンが減少してしまい、ハリや厚みをなくしてしまったまぶたの皮膚は眼窩脂肪を充分に支えることができなくなります。

そうすれば眼窩脂肪は下垂し、まぶたの皮膚は脂肪に引っ張られるように内側へと凹んでしまうことになります。

目元の凹みは脂肪が減少してしまったことが原因

また、目元の凹みは眼窩脂肪が減少してしまったことが原因している可能性があります。

眼球を保護するように覆う脂肪のことで、眼窩脂肪が目元のボリュームを操作していると言っていいでしょう。

眼窩脂肪は目元の魅力を引き出すためにも大事な脂肪ということができます。目元の凹みができてしまうのは、段々とこの脂肪が減少してしまうからです。

また、老化だけが原因で減少してしまうのではなく、脱脂手術を受け取り過ぎてしまった……という症例もあります。

生まれつき目の上の骨がやや発達していることで脂肪の量が少なく見えてしまうこともあります。

クリニックで行われている目元の凹み治療

加齢によって起こってしまった目元の凹みはまずはクリニックでカウンセリングを受けることをおすすめします。

また、目元の凹みは、

・ヒアルロン酸注入

・PRP注入

・脂肪注入

など美容手術によっていい効果を期待することができます。

ヒアルロン酸注入

加齢での目元の凹みは、ヒアルロン酸注入で改善することができます。

ヒアルロン酸注入とは、ヒアルロン酸を、ごく細の注射針を使用して、凹んでしまった目元に注入します。

施術を受けることで、ふっくらと魅力的な目元に変身させることができます。

ヒアルロン酸注入の治療は、基本的には短い時間で済ますことができますし、ダウンタイムもほとんど気にしないでいいため、気軽に施術と向き合っている方々が多くいます。

ただし、目元は非常に皮膚も薄くデリケート部分であるため、ヒアルロン酸注入が失敗してしまったということもあります。青く透けて見えたり、デコボコになったしまった……という症例が報告されています。

また、ヒアルロン酸注入を一回施術受ければ半永久的に魅力的な目元を維持できると思っている方々もいらっしゃるようですが。

実はそうではなくヒアルロン酸注入には、持続性は期待することができないため、理想を貫くためには何度も施術を受ける必要が出てきます。

PRP注入

また、加齢でできてしまった目元の凹みにはPRP (Platelet Rich Plasma)注入の治療方法があります。

自分の血液からつくったPRP血小板を注入し、肌を活性化させる治療を行います。

PRP注入では自己組織を使うため、施術を受けたあとアレルギーが起きてしまったとか、副作用が出てしまったという心配もありません。

PRPをまぶたに注入し、減少したコラーゲンを産生させることで肌に活性化を促していきます。

ただし、PRP注入の場合、即いい効果が期待できるという訳でもありません｡人それぞれ違いがありますが、おおかたいい効果を期待することができるので、1～2か月程度かかってしまうでしょう。ヒアルロン酸注入のように即効果を期待することができないのは、PRP注入のデメリットです。

また、持続できる期間は1年から３年程度なので、効果をキープしたいと思えば再度施術を受ける必要があります。

治療のダウンタイムはほとんどありません。

脂肪注入

また、加齢の目元の凹み治療には、脂肪注入の選択肢があります。

脂肪注入の施術では、ヒアルロン酸注入と同様にしてまぶたのくぼみに脂肪を注入、目元の凹みを補っていきます。

脂肪注入のメリットは、一度定着すれば繰り返し注入が必要ないことです。一回施術を受ければ何度もクリニックへ行く必要もなくなるため、他の施術と比較してとても楽と感じるでしょう。

脂肪注入の施術では、ふとももであったり二の腕、お腹などから脂肪を吸引し、顔の凹みが気になる箇所へ注射器を使用して脂肪を注入します。

脂肪注入の場合、脂肪に細胞が入れ替わる組織を維持する幹細胞が含まれているので自然な仕上がりを期待することができおすすめです。

ただし、こちらの施術では腫れ、内出血が数日から数週間出てしまうことがあり、ダウンタイムを気にしなければならないでしょう。

まとめ

いかがでしょうか。

今回は、目元の凹みの原因、治療方法について解説しました。

若い人たちの目元の凹みの症状はマッサージやトレーニングで改善することがあります。

しかし老化で目元の凹みが起きてしまった場合、クリニックでの治療を検討してみてください。

クリニックで行われる目元の凹み治療には、

・ヒアルロン酸注入

・PRP注入

・脂肪注入

などの選択肢があります。

その中でも脂肪注入は、持続期間が長期的であるためおすすめです。