瞼が重くなる原因【後編】

前編で瞼が重くなることについてさまざまな角度から解説を加えてきました。ただ、かなり奥が深い分野でもありますので、語り出すといろいろと加えられるのが特徴となっています。そこで今回も、瞼が重くなることを症状や実際に起こることなどを交えながら詳しく見ていきたいと思っています。割と気軽に隙間時間などを活用しつつ読めるコンテンツになっているかと感じていますので、サクッと見てみてくださいね。

眼瞼下垂の症状

まずは眼瞼下垂の症状についてです。いわゆる瞼が下がってくるものにはなりますが、ただ下がるだけではなく、いろいろな影響が出てきているのが特徴です。実際にどんなことが起きるのかを知っておくことで、他の器官への影響なども食い止めていくことができるようになるはずです。この記事の中で具体的に見ていくことができたらと考えているところです。

まぶたが重い

1つは、眼瞼下垂によってまぶたが重くなってくることは考えられるでしょう。当然ですが下になれば、その分重みを感じるはずです。ひどい場合は、目を開けることすらままならなかったり、生活に支障をきたしてしまうことも考えられるでしょう。そのような状態はなんとしても避けなければいけないところです。自力で対処できる部分に関してはしっかりと対策をしていくことが重要になります。

開きが悪い

まぶたが下に下がってくるのも十分に考えられることではありますが、そもそもの話として、まぶたの開きが悪いケースも考えられます。これについては先天性のものでもあると思いますので、自分ではどうしようもないことだともいえるでしょう。ただ、自分にそういう症状があるのかどうかはしっかりと把握しておくことが欠かせないこととなってきます。

頭痛

眼瞼下垂が進めば頭痛が出てくることも考えられるでしょう。目の見え方が少しでも変わってくれば、頭の方に影響が出てくるのも十分に考えられることだからです。大切なのは少しでも頭の痛みを感じた時に眼瞼下垂を疑っていくことです。頭痛を放置しておけばかなり辛い状況になってくるとは感じるからです。

自律神経

自律神経にも影響が出てくる可能性がありますので、そこは十分に注意しておくことが重要です。いわゆる自律神経失調症というものですね。基本的にはストレスによるものも大きいので、例えば生活習慣がもともと悪かったり仕事が苦しいと感じていたのであれば、この症状に気付けなくなってしまう可能性もあります。大切なのは健康的な生活を心がけることです。体が健康であれば、「瞼が原因だな!」とすぐに気づくことができますので、そのような素早い対応ができるようにするためにも、生活習慣に気をつけていきましょう。

手足の痺れ

手足の痺れについても、十分に考えられることなので注意が必要です。日常生活の中で痺れるようなことってほとんどないはずです。あったとしても長時間正座をしていたりとか、同じ姿勢をずっととり続けていたようなケースでしょう。それ以外に痺れが起きるようなことってないように思います。

だからこそ、なんの前触れもなく手足が痺れてきたのであれば、真っ先に眼瞼下垂を疑っていくことが大事になります。処置が遅れてしまえばどんどん、他にも悪影響が出てくることが考えられるはずです。そういった状況は防いでいくように心がけましょう。

原因となるもの

瞼が下がるものの代表として眼瞼下垂を挙げましたが、先天のものと後天のものがあります。自分がどちらに当てはまるのかを調べていく必要がありますし、対策についても、それぞれによって異なっています。なので、ただ「瞼が重い」で終わらせるのではなく、もっと深い部分まで考察していくことが大事になるのです。

先天性眼瞼下垂

まずは、先天性の眼瞼下垂になります。これは、先天性というくらいなので生まれつきの問題になります。基本的には筋肉や神経の問題によって開かなくなっています。そのため自分の瞼の機能をしっかりと見直しつつ、開くようになるような対応を考えていくことが必要になってくるわけです。少し、治療なども含めて手間がかかる部分も多くなってくるかもしれません。ですが、しっかりと根気強く治療を行っていけば、治すことも可能になってくるはずです。

後天性眼瞼下垂

次に、後天的な眼瞼下垂についてです。これはだんだんと瞼が重くなってきてしまって、目が開けられないような状態になることです。若い人が起きるというよりは、どちらかというと年配の人が悩まされることの多い症状だったりします。眼瞼痙攣が一緒に起きることがありますので、万が一一緒に症状が起きれば、瞼を開けることが本当に辛くなるのです。大切なのは早い段階で医師に相談をして指示を仰ぐことです。いち早く対応することで、症状が軽くなる可能性が高くなってくるでしょう。

眼瞼痙攣

次に紹介するのが、眼瞼痙攣ですね。これは眼瞼下垂とは違って目の上の筋肉が必要以上に動き続けてしまうことによって起こることです。自分ではまばたきをコントロールできなくなることもありますので非常に怖い部分とも言えるでしょう。原因などはいろいろと複雑な部分もありますが、基本的には「抗不安薬」や「睡眠薬」などがトリガーになっているとも言われています。なので、眼瞼痙攣が怖くてしかたない人は、上記のような薬を遣わないように気をつけるのも1つの方法となってきます。

眼瞼痙攣の感じ

では、眼瞼痙攣は自分の身体がどんな感じになってくるのでしょうか。眼瞼下垂でも挙げたようにいろんな症状が出てくるのはいうまでもないことですので、順番に見ていきたいと思っています。

まばたきの増加

1つめはまばたきが増えることがあります。これは筋肉が縮んでいることによって起きるものになります。別に瞬きが増えても影響はないし、何が悪いの?と感じている人もいるかもしれません。ただ、まばたきが増えることは日常生活の中でも非常に危険なことだと考えられるのです。

1つは衝突です。たとえば走ったりしている中で物があるかどうかは基本的には目で見ていることが多いはずです。むしろ、目だけで見ているでしょう。ただ、瞬きがおおくなればその分見ていない時間も長くなるわけなので、何かにぶつかってしまう可能性が多くなるのです。これは非常に危険なことです。

同じように転倒も考えられるでしょう。たとえば、足元に階段があったとしても、普通に踏み外してしまうことなども想像できます。あってはならないことなわけですね。また自動車などの速い乗り物にのれば、移動速度が上がるので、より危険度は増すことになります。

そうならないためにも、早めに治療をすることが欠かせません。

眩しく感じる

また眼瞼痙攣の特徴としては、光が眩しく感じることなどもあります。もちろん光を眩しく感じる瞬間は、普通の人でもあると思います。太陽の光は眩しいと感じると思いますし、対向車のライトとかが眩しく感じるケースもあるでしょう。それはいたって普通のことです。そうではなく、日常の蛍光灯などが眩しく感じてしまうケースもあります。これは完全に眼瞼痙攣の症状と言えるでしょう。早めに対処していくことが重要になります

人にぶつかる

先ほども書いたように、人と多くぶつかるときは注意が必要です。もちろん、人とぶつかるのもいろんなケースがあります。人通りが多いところや混雑しているところであれば多くぶつかることもあるでしょう。ただ、そうではなくて「なんとなく前よりも人とぶつかる回数が増えた」と感じたり、なんでもないような場所で人にぶつかるのであれば、それは眼瞼痙攣の症状が出ているのかもしれません。日常の変化について、しっかりと気を張りつつ考えていくことが重要になります。

運転が危険

車の運転については非常に多くの判断が必要です。特に日本であれば細い道なども数多くあるわけなので、運転は慎重さが必要です。また、高速道路に乗ればいろんな看板などを見なければいけません。目を使っていろんな情報を処理しているので、少しでも影響が出れば変化が見えやすい部分にもなります。変化に気づいた場合はできるだけ車の運転を控えておくように心がけていきましょう。

目が乾く

眼瞼痙攣の初期症状にも近いですが、目が乾いてくることも十分に考えられます。この場合は目が開かなくなることも考えられますので、基本的には瞼が重く感じることも十分にあることでしょう。進んでくれば、自力で目を開けることすら難しくなってくるので注意が必要です。

さかさまつ毛

また、瞼が重くなってくればさまざまな異変が出てくることもあります。そのうちの1つがさかさまつ毛ですね。いわゆるまつ毛が眼球に当たってしまう状況になります。非常に痛みを感じると思いますし、角膜などを傷つけてしまって悪化することも考えられます。そのため、しっかりと早い段階でケアしていくことが大事になります。角膜が傷つけられれば乱視にもつながっていきますので、いろいろな部分に影響が出てくることにもなります。ぜひ気をつけていくようにしましょう。

治療法

さかさまつ毛については後天性のものもありますが、先天性のものもあります。小学校のうちに良くなってくることが多いですが、場合によっては症状が一向に改善しないこともあります。その場合は、しっかりと手術をしつつ、適切な対処を行っていくことが重要です。皮膚などを切った後に、瞼の向きを整えながらもう一度縫い直していくのが流れになっています。

まとめ

まぶたが重くなる原因にはさまざまなものがあるのは、前編でも触れた通りかと思います。ただ、後編でも語りきれないほどの内容が詰まっているのはいうまでもないことでしょう。大切なのはしっかりと深い部分まで理解をしていくことになります。ある程度は放置しておいても良いかと思いますが、どうしても心配だったり、ずっと不安がある場合は身近な人に相談するようにしましょう。

瞼が重くなるといっても軽く済むものもあれば、放置すると悪化するものもあるので注意が必要なのです。

今回は、そんな内容について、記事の中で触れてきた次第です。


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