クマがあるだけで顔の印象がどんよりとして暗く見えてしまうものです。

クマがあることで、実際の年齢よりも老けてみえてしまう要因となります。

クマの種類によっては、メイクの方法である程度隠すことができるものもありますが、手間もかかりますし、目元に負担を与えることになるかもしれません。

クマ治療の施術を受けたいけど、失敗するのが怖いから躊躇しているという方々も多くいらっしゃるようです。

クマ治療のベストな方法はクリニックで施術を受けることですが、失敗しない施術のために失敗例、また、注意ポイントなどをあらかじめ確認しておく必要があります。

この記事では、

・クマ治療の種類

・クマ治療で失敗はどうして起こる？

・クマ治療に失敗したらどうすればいい？

について知ることができます。

気になる方々はぜひ一読ください。

クマ治療の種類

クマ治療の選択肢はひとつではありません。

いろいろに選択肢があるため、それぞれの方々に一番マッチしたものを選ぶ必要があります。

クマ治療で行われる施術は、

・ヒアルロン酸注入

・脂肪注入

・眼窩脂肪の脱脂

です。

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸を注入するクマ治療は、切らないため人気があります。

ヒアルロン酸注入は、黒クマであったり、青クマに悩んでいる方々におすすめです。

ヒアルロン酸注入の施術では、目元の皮膚の下にヒアルロン酸を注入し、ふくらみを持たせることで黒クマ、青クマを改善します。

ヒアルロン酸注入は、メスを使用しない施術であるため、切開が必要ではありませんし、縫合も必要ありません。施術は、局所麻酔を行って極細の針を使用しヒアルロン酸を注入するだけであるため、それほど痛みも感じないで済ますことができます。

また、ヒアルロン酸は、もともと人たちの身体の中に存在している成分であるため、アレルギーの心配も少ないですし、ゆっくりと身体の中に吸収されていくことになります。

施術を受けて持続できる期間は、それぞれの方々によって違いがありますが、だいたい数か月～2年程度です。

ヒアルロン酸注入の施術を受けて失敗してしまった……と思ってしまう方々の主な要因は、それほど長く持続できないことにあるようです。

ヒアルロン酸注入の施術を受ければ、もう生涯クマの問題に悩まされることがないと思えば、あとあとクマ治療をして失敗してしまったと悔やんでしまうこともあるかもしれません。

ヒアルロン酸注入はクマ治療の人気施術ですが、それでもメリットとともにデメリットがあることもあらかじめ知っておく必要があります。

脂肪注入

クマ治療の施術では、脂肪注入が行われることがあります。脂肪注入の施術も、ヒアルロン酸注入と同じように、切る施術ではありません。

黒クマ、青クマに悩んでいる方々におすすめの方法です。

この施術では黒クマ、青クマの原因となるくぼみに脂肪を注入し、下まぶたにハリを持たせ、クマを目立たなくさせ改善へと向かいます。

脂肪注入は、自分自身のふとももあたりから採取した脂肪を使用するので、拒否反応の問題もクリアすることができます。ヒアルロン酸と比較して吸収されにくいため、定着させることができれば長い効果を維持することができます。

ただし、脂肪注入の施術は、脂肪を採取しなければならないことに対しても抵抗感をもってしまう方々がどうしてもいてしまうようです。そのような意味では、ヒアルロン酸注入の方がハードルが低いと感じる方々が多いです。

ヒアルロン酸注入ともども切らないでOKの施術であるため、どちらかを選択する場合、それぞれのデメリットも比較して方法を決定するといいでしょう。

眼窩脂肪の脱脂

クマ治療では、下眼瞼部脱脂であったり、下眼瞼部切開法という施術という施術が行われることがあります。

下眼瞼部脱脂、下眼瞼部切開法では、それぞれたるみ、ふくらみになっている脂肪を取り除く眼窩脂肪の脱脂の施術を行います。

眼窩脂肪というものはそもそも眼球を保護するための役割を担っています。しかし段々と年齢が嵩むことで、皮膚や筋肉が衰え支えきれない状態となってたるんできます。

脂肪が膨らんでしまうことでできるクマに悩んでいる方々も多くいらっしゃいます。下眼瞼部脱脂では下まぶたの内側の結膜と言う粘膜の部分を小さく切開し、そこから不要な脂肪を取り除く施術を行います。

電気メスを使用し、縫合は必要ありません。

皮膚を切る施術ではないため、傷が残らないで施術を受けたことがバレにくくおすすめです。

しかし、皮膚・眼輪筋には施術が及ばないため、加齢でおこるシワやたるみは残ってしまうことがあります。

そして、下眼瞼部切開法の施術では、下まつげのすぐ下にある皮膚を切開します。

こちらの施術では、眼窩脂肪の除去だけでなく、不要な皮膚などの切除も行います。

下眼瞼部切開法の施術では、加齢によっておきてしまうシワの問題であったり、たるみの症状の改善も期待することができます。

しかし、皮膚を切開する施術であるため抵抗あるという方々もいらっしゃるでしょうし、施術した後落ち着くまではテーピングが必要となります。

下眼瞼部切開法の施術を受ければ、かなりいい効果を期待することができますが、3～6か月程度は赤みなどが出てしまうこともあります。そして、最終的には傷が残ってしまうリスクもあるため、どうしようか迷っている方々も少なくありません。

クマ治療で失敗はどうして起こる？

いざクリニックでクマ治療の施術を受けようと思うものの、失敗してしまうかも……という不安はどうしても付きまとってしまうものです。

クマ治療では実際に失敗例がゼロということでもありません。それぞれの方々にハードルが存在しているというのも事実です。

しかし、個人の症状であったりリクエストにあった最適な施術を受けることにより、そのハードルはかなり低くすることができます。

そのためにも実際に起こるクマ治療の失敗例を知ることが大事ですし、自分自身に一番マッチしている施術を選択することが大事です。

施術を受けたけど効果が実感できない

せっかくクマ治療の施術を受けたというのに、効果を実感できないと悲しい気持ちにもなってしまいますよね。

そのような事態になってしまわないためにも、クマ治療において、自身の症状や希望に適した治療法を選択することが大事です。

例えば、ヒアルロン酸注入は人気のクマ治療の施術ですが、効果はそれほど持続できる訳ではありません｡　逆に言えばライト感覚の施術であるため人気があるとも言っていいでしょう。

ヒアルロン酸注入の施術の効果は、それぞれ人たちによって、またヒアルロン酸の種類によって違いがありますが数か月～2年程度です。

数か月～2年程度であることをあらかじめ知っていれば別に失望もしないでしょうし、短すぎるという方々は別の施術を選択することもできます。

最高もって～2年程度であるため、「クリニックでヒアルロン酸注入の施術を受けたからもうクマの悩みは一生もたないで大丈夫」という気持ちを持つことにはいささか問題があります。効果が短いということはデメリットにも該当します。

このようにそれぞれ施術にはメリットとともにデメリットがあります。最初に医師と向き合いしっかりカウンセリングを受けることで、施術のメリットだけでなくデメリットについても説明を受け施術の全体像を知ることができます。

施術の第一歩は、このカウンセリングだと言っていいでしょう。

カウンセリングはとても大事な役割を担っています。失望しないためにもしっかり医師の話しを聞き、相談しましょう。

下眼瞼部切開法の選択肢が正しいのに眼窩脂肪の除去のみを選択している

クマ治療は、下眼瞼部切開法でたるみの引き上げも行うことがおすすめなケースもあります。しかし、眼窩脂肪の除去だけの施術を受けてしまったばかりに、たるみであったりシワが残ってしまうことがあります。

加齢でおこるたるみ・くぼみが原因のクマの場合、下眼瞼部脱脂の施術をしただけでは効果を感じられないことも少なくありません。

また、くぼみが目立つ場合などは、脂肪の除去だけではいい効果を実感できないこともあります。

このような場合、脂肪を注入するなど適切にハリを持たせることがおすすめです。

クマ治療とひとことでいいますが、それぞれ人たちによって症状は様々です。

まずはカウンセリングで原因を見極める必要がありますし、医師と話し合い最善の治療方法を見極めていく必要があります。

施術を受けたら目の下にデコボコができてしまった……

クマ治療の施術を受けたら、目の下にデコボコができてしまった……という方々もいます。

クマ治療で眼窩脂肪の脱脂を行う際、除去のやり方にムラができてしまうことでこのような事態がおきてしまうようです。

また、ヒアルロン酸注入であったり脂肪注入でも、注入のやり方にムラがあってしまい不均一であればデコボコが残ってしまうことがあります。

デコボコができてしまうことで、最悪クマがひどくなって見えることがあります。

クマ治療の施術では、左右の仕上がりに差が出てしまうことが起こることもあります。

なぜこのようなことが起きてしまうのかといえば、実際には医師の経験値によるものが大きいです。

家の近所にあるからこのクリニックにしようという安易な姿勢では、あまり信頼できない医師から施術を受けてしまう可能性もあります。

そのためクマ治療の施術を受けようと思っている方々は、まずは信頼できる医師探しからはじめる必要があります。

インターネットで評判・口コミなどもしっかりリサーチしましょう。

カウンセリングもしっかり話しを聞き、信頼できる医師は見極めるいい機会です。

シワ・たるみが増えてしまった

クマ治療の施術を受けたら、シワやらたるみが増えてしまった……という方々もいらっしゃいます。

加齢によっておこるたるみであったりシワが見られる方は、眼窩脂肪の脱脂を行うとよけいにたるみやシワが増えてしまうことがありますので注意が必要です。

それは眼窩脂肪の脱脂によってふくらみを除去することで、これまで以上ハリが失われてしまうためです。

加齢による劣化をともなうケースでは、下眼瞼部切開法によってたるみも引き上げる施術、また、脂肪の注入を行う施術をするなどの方法を検討するといいです。

クマ治療の施術を受けてみなさんの願望が100％満たされるかといえば、満たされる方々の方が少ないと言っていいかもしれません。

どの程度で妥協できるのかそれぞれの方々が決める必要がありますし、医師に相談をし、リスクを踏まえた上での適切な施術の方法を選ぶ必要があります。

クマ治療に失敗したらどうすればいい？

クマ治療に失敗してしまったと思ったらどうすればいいのでしょうか。

クマ治療のケースでは、失敗したと思えば修正が可能です。修正するときも、やはり大事なのは症状にあった治療法を適切に判断できる、経験値と技術をもった医師から施術を受けることです。

また、修正の再度の施術は、ある程度の日数が経過していないと診断できないことがあります。

逆に、明確な問題があって早急が求められていることもありますので、迷えばまずはクリニックに相談してみてください。

それぞれの方々が症状に応じた施術をしっかり受けることができるよう、医師と患者さんがしっかり問題点を共有、疑問点があれば納得することができるまで質問をしてください。

クマ治療で同じ失敗を繰り返してしまわないためにも、安心して治療を受けることができる信頼のあるクリニックを選ぶことが大切です。

まとめ

いかがでしょうか。

今回は、クマ治療での起こりうる失敗例について解説しました。

クマ治療をしたのに、

・施術を受けたけど効果が実感できない

・下眼瞼部切開法の選択肢が正しいのに眼窩脂肪の除去のみを選択している

・施術を受けたら目の下にデコボコができてしまった……

・シワ・たるみが増えてしまった

などという問題点を散見することができます。

例えば、ヒアルロン酸注入は比較的簡単に行うことができ人気の施術ですが、それほど長く持続できないから失敗してしまったと思う方々が多いです。

下眼瞼部脱脂は、皮膚・眼輪筋には施術が及ばないため、加齢でおこるシワやたるみは残ってしまうことがあります。

下眼瞼部切開法は、皮膚を切開する施術であるため抵抗あるという方々もいらっしゃるでしょう。

このようなクマ治療の問題点を知ることはとても大事ですし、失敗例を知り、自分自身にマッチしている施術を選択することが大事です。

失敗が起きてしまうのは医師の経験値によるものも大きいです

口コミ・評判などもしっかりチェックし、最善のクリニックを見つけるよう頑張ってください。

カウンセリングも医師を見極めるいい機会の場とすることができます。